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里山試行 in Hira
フォレストワンデイセミナー
一泊二日イベント開催しました。

平成25年11月23日(祝)・24日(日)

11月23日(1日目)

この上ない好天と、たくさんの参加者に恵まれました。
早朝より準備が進められ、定刻のスタート。


■開会式

開場に集まる参加者たち。
石窯も火が入り、お昼の準備も順調です。

このイベントは緑の募金事業で、皆さんからの寄付により実現できました。

開会式風景
三浦代表(右から4人目)の挨拶、山主さん(右から3人目)の挨拶と里山四天王の紹介、プログラム説明と会場案内。

右から順に
湖北:やまんばの会事務局長廣瀬氏
湖西:チームタシロ主宰田代氏
湖東:里守隊代表村山氏
京都:西田林業事務所西田氏


■里山Do場入門

里山四天王とその門下生たちが、とてもわかりやすくて為になる森の整備作業を実演し、参加者も一緒に理解を深められることを目的としました。
今までわかっていたつもり、知っているつもりのことが、意外と思い違いや理解不足だったりして、ひとつひとつ丁寧に解説することで疑問を解消できたようです。
また、自分たちが日頃使っている手法と違う方法を見学したり体験することで、新しい知識や情報が入手できたことは、協力団体にとってもいい刺激となり、大きな収穫となりました。

【其の一】思い通りの方向に、安全に木を切り倒す方法

枝打ちハシゴで伐採木上部(地上6m)にワイヤーをセット。
大径木ではないが、難易度を付けるために、わざと東側に大きく傾いたクヌギを選んだ。ゆっくり時間をかけて、慎重に運ぶ。

資料を見ながら、手順や注意点をわかりやすく説明。
西方向に目標を立てての伐倒作業の開始。

チルホールを二本使用する方法で、確実性を高める。
(このときはまだ緩めの緊張状態をキープ)

倒す方向に、受け口を入れる。
追い口とツルの説明。
伐る順序や角度、ワイヤーのテンション調整の関係性を解説。

木の傾きの調整を見ながら、チルホールを操作。
(この時木は、ほぼ垂直の状態に起きている)

更に引くことで西に傾く。
(見学者は安全ゾーンに待避。作業者も跳ね返りに注意)

無事伐倒成功!(予定より少し北方向)

ふりかえりの時間も取りながら、意見交換。

北欧式伐倒方法について、その特長を細かく解説。

【其の二】手早く枝を払う手順とポイント

伐採後も木は暴れることがあるので、要注意。
重心の高い枝から払う。
倒木のテンションを読む。
大きな枝は小枝を払って軽量化する。
足場を整理することが安全確保になる。

解体は運びやすいサイズにカット。
(薪は40センチの倍数間隔など)

太い幹の刻み方。
バーを入れる順番。
効率面、安全面、搬出面。
★ ランチタイム

メニュー:三種類の石窯パン、クリームシチュー、薫製(卵、チーズ)、コーヒーと紅茶

全面的に伊豆田ファミリーにお世話になりました。感謝!
パンのお味は最高。特にレッドバジルのフォカッチャは大人気でした。

比良まほろば名物石窯料理は、確実に進化している〜
 

【其の三】状況に合わせた運び出しの技

動滑車を使った運び出し方法。
立木にワイヤーを掛けて、スリングベルト二本を組み合わせれば、移動が楽々可能。

小型ウィンチを活用した方法。
チェンソーのバーを外してパーツを付け替えるだけで使用できる。
材の先端に保護カバーを装着することで抵抗が小さくなる上、林床も痛みにくい。


【其の四】玉伐りのちょっとしたコツ

運搬機で会場へ原木を搬送。
子どもたちもお手伝い。

薪材で大切なことはサイズの統一と、斜めにならない切り口。
次の作業効率を想定することが重要。

【其の五】薪づくりの極意

薪の割り方、お手本を披露。

参加者が体験。

女性も奮闘。

なかなか芯に当てるのが難しい?

こんなにたくさん割れました〜
 


■閉 会

三重/赤目の里からのお客様
NPOと福祉作業所が共同開発した着火剤の案内

ティータイム、子どもたちは焼きマシュマロを楽しみました。

■座談会・交流会

日没前、びわ湖のほとりに佇む、近江舞子/白汀苑に移動。

お鍋を囲みながら、楽しい歓談の時間。

交流会では4つのグループに分かれて、自己紹介と里山活動への思いなどを交換しました。

動画上映、世界チャンピオンの技に見入る参加者たち。
このあと深夜まで里山談義が続いたそうです〜
 






11月24日(2日目)

■開会式

里山の抱える課題のひとつに獣害があり、そのテーマで自分たちにできることを試してみようという主旨を伝えました。

前準備として、GPSを使ったシシ垣のマッピングと2箇所に設置した防犯カメラによる野生動物の行動観察を行い、当日の資料に使用。
講師は、かもしかの会関西代表高柳氏。
 


■エクスカーション

参加者全員で、シシ垣沿いの里道を散策しながら、野生動物の心理行動についての説明を聞きました。

シシ垣は、獣害対策として江戸時代末期に地元農民達の手で築かれた石積み。
メンテナンスがされていないため、あちこちに倒壊箇所が見られた。
通過している部分もあり、今では機能していないに等しい。

平成版シシ垣(シカよけフェンス)との対照的な景観が面白い。
附近にはシカの食跡が見られ、シカにも嗜好があることを学んだ。
シカによって作られる植生上の線をディアライン(鹿摂食高)と呼ぶ。
ススキは好んで食べないが、ツゲやアオキは好物らしい。

森から出て来たシカたちがフェンス附近でたまり場にしている箇所で糞を発見。足跡から進行方向などを特定する方法を聞く参加者。
このフェンスは下部は太目で、上部は細目のメッシュを採用して工夫しているが、裾の処理が不十分とのこと。
イノシシが鼻先で地面などを掘ることでできる穴を、ラッセルアートと言う。
イノシシは鼻で数十キロの石も動かす。

■アクティビティ

2班に分かれて、ワークショップを開催。

グループA:里山整備から出た杉材を活用し、獣害防除フェンスの扉を製作。先ずは、既存のメッシュを採用した本体作り。

間伐材のヒノキを支柱にし、本体を設置。

間口が広いので、観音開きのデザイン。
最終、微調整も余念がない。

完成後、記念撮影。

グループB:シカの侵入ポイントを特定し、歩行を阻止するテキサスゲートを作製、設置。
角材を組み合わせて、橋桁作りからスタート。

すのこ部分をパーツに分けて作製。
通行の自由が利くよう、取り外しが効く設計。

ジョイントはT字金具とねじ釘。

最後のパーツをのせれば完成。

完成後の記念撮影

豊かな自然と資源が息づく比良の里山。
江戸末期に築かれた「シシ垣」と呼ばれる害獣防除の石積みが、
雑木林の中に延々と残っています。

清澄な水と空気、キノコ、山菜。建材や燃料源となる木質資源。
日々、森林からいただくものとひきかえに、
私たちは何をお返しできるのでしょう。

びわ湖のほとりに住まう人々が集い、ゆっくり山を見つめる時間。
これからもずっと、里山が元気であり続けるために
何ができるのかをご一緒に考えてみたいと思います。
秋深まる比良の里山に、ぜひお出かけ下さい。

<1日目> 23日(祝)
■里山Do場入門<10:30 開始〜16時終了>(天候により早まる場合もあります)
● 稽古場:比良まほろばの里
● 開場時間:10時半
里山四天王とその門下生による、とてもわかりやすくて為になる
森の整備作業の実演&解説。
知っているようで知らなかったこと。“わかっていたつもり”もその場で解消。
プログラムを進行しながら、随時質疑応答の時間を設けます。

【其の一】思い通りの方向に、安全に木を伐り倒す方法
【其のニ】手早く枝を払う手順とポイント
 ★昼食(石窯ピザパーティー)
【其の三】状況に合わせた運び出しの技
【其の四】玉伐りのちょっとしたコツ
【其の五】薪づくりの極意、特別公開!
 ※全員で片付け後、移動

座談会・交流会
17:00〜近江舞子白汀苑にて(宿泊可)

<2日目> 24日(日)
■エクスカーション<10:00〜11:00>
 「シシ垣」沿いの里道を散策しながら、野生動物の心理や行動についての興味深いお話しを聞く。
● 講師:かもしかの会関西代表 高柳敦さん
● 会場:比良まほろばの里付近の林一帯

■ アクティビティ<11:00〜12:00>
● グループA:整備作業から出た枝や灌木をシシ垣に組み入れ、バリア性の強度化を試みる
● グループB:地産杉を板に製材し、既存のシカ除けフェンス扉に施すことで軽量化を試みる
※焼き芋ティーブレイク

[定 員]:50名
(定員になり次第、閉め切らせていただきます。定員に達した以降の申し込みについてはお断りの連絡をさせていただきますので、あらかじめご了承ください。)
[参加費用]:大人:3,000円(こども:1,500円)(1泊3食付き)※日帰の場合はご相談ください。
      (当日、受付にて参加費用をお支払いください。)
[申込締切]:平成25年11月16日(土)必着
[申 込 先] :一般社団法人 比良里山クラブ
       滋賀県大津市横木2-25-12 電話/FAX:077-527-2833 E-mail:info@hira-satoyama.net


 

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